がんになって、日常を大切に

急性骨髄性白血病のワーキングママ、大切な日常を過ごすために。

⑥3回目の移植に踏み切る覚悟

✓増え続けるがん細胞

1クール化学療法を挟みましたが、結果は思わしくなく、がん細胞は増えてきました。あまりにもがん細胞の増殖スピードが速く、当初検討していた新しい治療も出来なくなりました。

1度目の再発のスピード感よりは、やや遅めなので、2回目のドナーが頑張ってくれたのでしょうが、増えるとなると速いのです。

 

✓移植が「できる」という考え

移植しか道はない、と分かっていながらも、何だか先延ばしにしたい気分でしたが、ある事がきっかけで考えが変わりました。

陰ながら応援していたブログの方が亡くなったのです。2回とも私と同じようなタイミングで移植をしていたのですが、3回目は体への負担が大きく出来なかったようです。

これまでの移植で臓器に大きな障害がない私は「まだ移植ができる」のです。2回目との間隔も1年近く空いているので、前回臨んだ時よりも状況はマシ(1回目と2回目の間隔は半年)。2回目にあった髄外腫瘤もありません。

 

dailylife-taisetsuni.hatenablog.com

その先にある家族との時間を確保するために、「移植に踏み切る」ことにしました。

 

✓頑張る訳ではない

前段の話は前向きな感じに捉えられるかもしれませんが、3回目も頑張る!とか、そんなんじゃないのです。

たまに「何度も病気と闘って強いね」と言われますが、強くもないのです。

ただ必死に踏ん張っているだけです。

医師には「1年再発せずにもたせてほしい。そのために移植する。数年後の臓器障害は考えなくてよい」と、伝えました。

完治(5年)なんて遠すぎて考えられません。

私のこの気持ちは、家族に伝えると「いやっ!そんな事....」と言われました。デッドラインを意識して、相手もショックだったと思います。

でも、私が3回目の移植に臨むうえで何を大切にしているのか、その覚悟を伝えておかねば、と思いました。

 

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