実は、家に帰ってきています。
移植前にできるだけ、がん細胞を叩こうと抗がん剤治療をしたのですが、上手くいきませんでした。
① ハイリスクな移植に臨む
② 白血球0のまま、在宅医療に切り替える
大まかに2つの選択肢を説明されました。どのみち、余命宣告はされました。
厳しい話をされ、ショックを受けていく中で、「自分が大切にしてる観点」で判断するには、どうしたら良いかを探っていきました。
私は単純に命の時間を長くしたいと思ってはいない。私が長くしたいのは、家族と過ごす時間。家族と過ごすためにも、今の考える頭と、歩ける身体の状態で帰りたい。
「帰ろうかな。」
一週間以内に感染症にかかるリスクを取って、②を選びました。皆んな賛同してくれました。
そして、迅速に家に帰る手続きを整えてくれました。今回の治療が始まる前に、病院側と事前に話はしていましたが、輸血もできる在宅医療と、家から近所の在宅看護を抑えてくれました。年齢的に介護保険は適用外ですが、高額医療費の適用なので、実質負担はそんなに変わりません。
退院の日に在宅関係のスタッフが挨拶に来てくださり、安心する事ができました。
また、未就学児の我が子に、「退院=終末期」をどう理解してもらうか悩みました。が、旦那がその役を買ってくれました。
もう治療をせずに退院してくる事、
それはすぐ近い未来にお母さんがいなくなるとゆう事、
二人とも大泣きしたそうです。これだけ母親が入退院を繰り返していて、重い病気だとは理解していたものの、治療をして治ると疑ってなかった様です。子供には事実をちゃんと伝えるのが大切な様です。患者と家族の方へ | Hope Tree(ホープツリー)
私が退院した頃には落ち着いていましたので、徐々に、私の口からもしっかり伝えていかねばなと思っています。
「もうやらない!」と言っていた移植を「4回目やっぱやる!」と言って、結局「出来ませんでした」と二転三転しましたが。。。
決断は本当難しいものですね。