がんになって、日常を大切に

急性骨髄性白血病のワーキングママ、大切な日常を過ごすために。

病気になっても「well-being(ウェルビーング)」と言えるのか?

最近、よく聞く様になったウェルビーング。

「ウェルビーング」とは肉体的、社会的、精神的によい状態を指すらしいです。

これだけの訳だと、病気の人は対象外?と思ってしまいますが、世界保健機関(WHO)の定義には以下の言葉がついています。

「not merely the absence of disease or infirmity」"単に病気ではないとか、病弱ではないとゆう事ではない"

病気であっても満ち足りていれば「ウェルビーング」みたいです。個人単位で考えれば、ウィルビーイングの「よい状態」を判断するのは、自分自身でしょうから、「私にとってよい状態」と言えるのかな、と思いました。

 

スウェーデンの「LAGOM(ラーゴム)」とゆう言葉に似てると思いました。

"多すぎず、少なすぎず、あなた自身にとって、ちょうどいいバランスを見つけること"という意味だそうです。

"私にとって、ちょうどいい"スウェーデンの幸せ哲学 LAGOM(ラーゴム) 」 ニキ・ブランドマーク著

 

若い頃は「もっとこうしたい」「あれもやっておかなきゃ」と多くを求めていたと思います。病気になったことで、物理的な行動に制限がかかったのは私にとって、大きな転機でした。

「自分の好きを大事に」し、「出来る範囲でやりたいこと」をする。そして、適度に「人に頼ること」。

これが段々と、ほんとに段々と上手に出来る様になってきたと思います。マイナス要素が大きすぎて、バランスの取り方が分からない時もありましたが、だからこそ「今できることをやっておきたい」との意識も芽生えました。このブログもその一つだと思います。

 

この状況の私がウェルビーングを語るのもどうかと思ったのですが、「死生観」とゆうより、私はこっち派かな、と思ったのです。私にとって「よい」と思える選択をして、過ごしていけたらな、と思います。