がんになって、日常を大切に

急性骨髄性白血病のワーキングママ、大切な日常を過ごすために。

がん患者の住宅ローン(私の場合)

病気になった働きざかり世代の悩みの一つだと思います。銀行もセーフティネットとして死亡時に給付される団体信用生命保険(団信)や病気に備えた疾病保障保険(オプションのことが多い)を設けています。

※あくまで私の意見を述べており、専門家でもなく、仕事上の立場として意見を述べている訳でもありません。その点をお含み置きの上、ご覧ください。

✔︎私の場合

だいぶ特殊で、1本目のローンと2本目のローンの間で白血病になりました。

土地を購入時は健康だったため、団信ありの通常のローンが組めました。しかし、建物の建設を進める過程で発症したため、建物のローンをどうするか、とゆう問題が起こりました。

当然、団体信用生命保険には加入不可になりました(この場合、土地の時点で告知義務違反はありませんので、土地分は取り消されません)。セーフティネットが無い住宅ローンは債務者と債権者共にリスクです。

幸い資金計画に余裕が出たことや私に金融知識があった事もあり、団信なしのローンを最低限組む事ができました。しかし、これは特殊だと思います。

このままでは建物が建たず住宅ローンとして宙ぶらりんになる事情や、銀行側に団信なしでも入れる商品があったなど、様々な複合要因を審査した結果であるため、あくまで私の場合とお考えください。「自己資金で建ててください」という結果に終わる可能性も高いと思います。その場合、ローン減税は使えません。

 

✔︎家の購入は保留がベター

病気が発覚したら、それだけで出費も増えるし、ご自身と家族の負担が増えます。治療は待ったなしです。

家に関しては、気持ちに余裕が出てからでも遅くはありません。中途半端な状態だった私でさえ、病気発覚後は、建設会社、銀行に配慮いただき、半年間は話を止めてました。まずは、治療に専念されてください。

 

✔︎病歴があり借りたい方

ハードルは高いと思いますが、治癒度合いによっては診断書の提出等で団信に加入できる場合もあるかもしれません。金融機関にご相談されてください。

フラット35は団信加入が任意です。その代わり、金利条件が変わる、家族に債務が残る等注意点も多いですので、十分ご検討ください。

「フラット35」では団信に入らなくても大丈夫? | はじめての住宅ローン

 

✔︎疾病保障保険について

ガン、三大疾病や八大疾病、女性特有ガンなど金融機関によって取扱は様々です。最初からついてる所もあれば、上乗せ金利や保険料の所もあります。「安く全部ついてる方が良いじゃーん!」と思われると思いますが、いざ、病気になった時の給付要件が現実的か、金利やその他費用が総合的に高くなってないかを見た上で、判断いただくのが良いと思います。

盲点は「待機期間」です。「借入日から○ヶ月経過しないと、保障が開始されません」など条件があるはずです。

私も土地の時に疾病保障をつければなーと悔やんだのですが、つけていても待機期間中でした。「入ってたのに出ないんかーい!」と、もっと悔やんだと思うので、「あの時の私、グッジョブ」と自分を慰めております。

 

✔︎病気で住宅ローンが負担に

既に借りてる方向けの話になりますが、金融機関では相談窓口を設けているかと思いますので、ご相談されるのが良いと思います。

 

だいぶニッチな話をしてしまいましたが、若くして病気になると、ただでさえ悩ましい住宅購入、住宅ローンの問題がより複雑になる現実を知っていただければ、幸いです。

 

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