がんになって、日常を大切に

急性骨髄性白血病のワーキングママ、大切な日常を過ごすために。

自分の好きを大切に

長い入院生活で日々をどう過ごしていくか、

自分と向き合う時間も増え、実は自分の好きに気付ける時なのかもしれないです。

✔︎実用的な事を

入院初期の頃は、仕事に役立つ本を読んだり、確定申告の仕組みをマスターしたり。何か価値ある事がしたかった気がします。ブログもそうです。

仕事もしてない、育児も家事もしてない、そんな自分が社会に繋がっていたい、そんな思いだったのだとと思います。

✔︎再発見

動画配信アプリをダウンロード。子供を産んでから、どうせ続けて見れないし…と遠のいてたドラマ。この機会に見てみると、、、面白い!!

私は小2の文集で好きなTVは「白線流し」と書いた超TVっ子でした。私、ドラマ好きだったんだよなぁ、と再発見。

✔︎ビビッとくる

その内、お気に入りのドラマに出会い、主人公のファッションにズギュン!久しぶりの感覚でした。

学生の頃は、ビビッときた服を買って、それを眺めてニヤニヤしてた自分。就職すると仕事着にもなりそうな服を、子供が産まれるとユニクロを、と自分のビビッっとくる感覚を鈍らせてた様です。

病気を機にウィッグでショートになりました。退院後の自分は、もっと冒険しても良いんだ!と思い、ファッションサイトを見て想像を膨らませてました。どうせ外に出るのは、通院だけど…笑

✔︎こんな時に開ける世界

看護師さんや友達からオススメのYouTubeを教えてもらったり、1ヶ月無料の動画サイトを順番に試してみたり。podcastspotifyでお気に入りを見つけたり。

若者がTVを見ない訳だ。時代は進んでる!各アプリで自分の好きを集めて、お気に入りを作ってる!なんか素敵!

画面を見るのも辛ければ、音楽アプリ。不安なときは、あえてのバラエティ。落ち着きたいときは短編ドラマ。病気の状態次第で求めるコンテンツは違うとも感じました。自分を癒す方法は色々ある、世界が開けました。

 

入院期間の長い血液がん、移植を伴えば、無菌室から出ることができません。自分の好きを大切に、そこから得られるちょっとの幸せを、治療への前向きな姿勢に繋げられたら、と思います。