がんになって、日常を大切に

急性骨髄性白血病のワーキングママ、大切な日常を過ごすために。

⑥退院、うつ病の診断

 

三回目の移植後、ICUにいったり大変な事もあったが、それを乗り越えると、めきめき回復していき、day37で退院できました。

✓子供達に圧倒される

家に帰ると、一回り大きくなった子供達がワ~!キャー!言いながら、動き回っていました。下の子が活発になった事で、二人の喧嘩もパワーアップ!

とても楽しい時間なのですが、1時間すると私の電池切れ...

1時間以上は子供の声を聞いていられない。病院であまりに一人時間を過ごし過ぎて、何か音がする環境に慣れないのです。土日は私が実家にいく時間を作るなど、周りの協力を得ながら、過ごし方を工夫していきました。

 

✓「適応障害」が出始める

子供と夫、3人での生活リズムに私が入っていけないのです。旦那に家事を任せている部分が多いし、送り迎えもしています。「私って、何もしていない」という虚無感のようなものにも襲われました。

 

✓夜中の過呼吸

夜は睡眠障害が残っていて、睡眠導入剤を使ったりしていました。ある日、夜中に突然泣き出して嗚咽が止まらず、そのまま過呼吸のような状況になってしまいました。旦那がびっくりして気づき、無理やり私を起こしました。起こされてもなお、涙は止まらず、嗚咽のような苦しい涙でした。その翌日も、寝ながら叫んでいました。

さすがにおかしいと思い、主治医の診察で精神科を受診したいと申し出ました。

 

✓「うつ病」の診断

一通り私の診察の経緯などを説明すると、抗うつ薬を投与するという話になりました。

「あぁー、私って”うつ”なんだ。」

ここで初めて、「うつ」と受け入れることができました。

 

✓家族に「うつ」と理解してもらう

私が「うつ」を受け入れる以上に、ハードルが高いように思いました。私の精神科の受診を「念のため」くらいの認識でいた家族は、「うつ」という診断が返ってくるとは、予想していなかったようです。

「うつとは、花粉症のようなもので、その人のバケツがいっぱいになったら、症状が現れてしまうんだって。私のバケツはもういっぱいなの。」

精神科の先生に言われたことを活用して、自分のことを説明すると、家族も納得したようでした。

 

「退院したら、それでOK」とはいかないのがこの病気の難しいところです。退院したからこそ、いつも通りの日常を送っている世の中とギャップを感じてしまう。そのギャップを家族と対話しながら、徐々に埋めていくのが大切だと感じています。

 

本日もお越しいただき、お読みいただきありがとうございます♪

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