がんになって、日常を大切に

急性骨髄性白血病のワーキングママ、大切な日常を過ごすために。

遺言書を残すとゆうこと

病気と立ち向かっている中、ここに手を付けてしまうと何かを諦めている様に見えてしまうかもしれません。諦めてるいるのではなく、死後の話に向き合ってみる事で、「今を生きる」力にしていると、思ってもらいたいです。

※あくまで私の意見を述べており、専門家でもなく、仕事上の立場として意見を述べている訳でもありません。また、闘病者の不安を煽るつもりもありません。心が向き合える時にお読みください。

 

✔︎遺言書は金持ちのため?

資産が多い方が相続争いを避ける目的で残すもの、と思われてる方も多いかと思います。実は、普通の方でも以下の理由により、遺言書はあった方が良いと私は思っています。

 

✔︎財産の明確化

遺言書を書く前段階で、自分の財産を明確化する必要が出てきます。どの金融機関に何の資産を持っているのか、洗い出す作業だけでも価値があります。

そもそも闘病中は、家計を預けたり、お金にまつわる手続きを代行してもらう場面が多く存在します。パートナーと情報を共有していると、こちらの負担も少なくて済みます。我が家は家計簿アプリのIDを共有して、財産を一元管理しています。

アプリの一元管理に抵抗がある方や、共働きだと夫婦別管理の方も多いと思います。そうゆう方は尚更、パートナーが気付かない資産が発生するため、財産の明確化は有用だと思います。

 

✔︎電子マネーの多さ

現役世代なら特に電子マネーの多さに気付かされると思います。〇〇pay、マイル、交通系IC、ポイント。。。電子マネーは相続できるのか死亡時の取扱が様々のようです。調べる時点で、金額と労力を天秤にかけて、放置される可能性が高いのでは?と思ってしまいます。放置されたくない電子マネーは手を打った方が良いかと。

 

✔︎未成年の子供のため

これはやや専門的な話になるので、以下をご参考に。相続の基本 : 三井住友銀行

未成年の子供がいる場合、親である配偶者が当然資産を管理するものと思われるかもしれませんが、子供も立派な相続人なので、上記の様に遺言書がない場合は「特別代理人」の選任が必要になります。

「特別代理人の選任」が面倒なのか、正直よく分かりません。ただ、私としては「私達家族のこと」なので、夫と事前に話して子供達に残したい、という気持ちが強いです。この意向に沿うには、遺言書が一番な気がします。

 

✔︎遺言書の残し方

残そうと思ってもどうしたら良いか、分からないのが普通だと思います。法務局が遺言書を預かってくれる制度があり、裁判所の検認とゆう作業が不要になります。

https://www.moj.go.jp/MINJI/minji03_00051.html

遺言書の中身のチェックはしてくれませんが、様式例もあるので、参考になると思います。

 

遺言書は恐れ多いと思われる方も、エンディングノートなどに財産の内訳と意向を書くだけでも、遺産分割協議の参考になると思います。心に余裕がある時に、向き合ってみて損はないと思います。